兵庫県いなみ野学園について
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- 兵庫県いなみ野学園
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コロナ禍で一変した日常は回復の兆しが見えるものの、感染拡大は繰り返しやってきます。早くコロナ禍から脱し得ることを願うばかりです。
令和2年1月に国内初の感染が報告され3年が経過しましたが、私たちの生活や社会環境は少しずつ変わってきたように感じます。
これまでから「働き方改革」の名のもと、休暇促進などワークライフバランスが注目されてきましたが、コロナ禍でリモートワークなどが一般化し、その取り組みが進んでいます。
また、余暇を楽しみつつ仕事を行う、いわゆるワーケーションも広がっています。働きながらも自分のやりたいことが両立できる充実した日常が実現されなければなりません。
一方、コロナ禍で、私たちは手洗い・うがいを励行し、バランスのとれた食事や十分な睡眠など、免疫力を高めることにも努めてきました。
いかに当たり前の生活習慣がないがしろになり、やりたいことができる充実した時間や家族や友人と送る楽しい日々が、犠牲になっていたのかと気づかされます。特に高齢者には、「必要な運動や外出」そして「地域や社会とつながっていること」がフレイル予防に大切だということも再認識されました。
こうしたことから、ウィズコロナとは「いかに人間らしく過ごすこと」と云えるのかもしれません。
まさに、生きがい創造協会ではこうした実践支援に取り組んでいます。
当協会の「いなみ野学園」では、必要な感染対策を講じて学園活動の継続に努め、現在はほぼコロナ前の活動を行っています。
木造づくりの教室群、そこで受講いただく様々な分野の講座には、多くの気付きや発見があり新たな興味が生まれます。そして何よりも、4年間の大学生活だからこそ、クラスメートやクラブ活動の仲間との交流が深まります。
緑豊かなキャンパスで、四季折々の変化を感じながら、仲間と共に楽しい充実したキャンパスライフを送っていただけるよう取り組んで参ります。
令和5年1月
学園へのアクセス
(徒歩) JR東加古川駅北側出口から徒歩約15分
(車) 加古川バイパス加古川東出口から約5分
(タクシー) JR東加古川駅北側出口から乗車、約5分
(バス) 往路 山陽別府駅発8:28 JR東加古川駅南側発8:42 → 県農前着8:48
復路 県農前発15:42 JR東加古川駅南側発15:53 → 山陽別府駅着16:04
学園のあゆみ
昭和44年6月13日 | 兵庫県いなみ野学園(1年制)開設 |
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昭和47年4月1日 | 4年制に変更 |
昭和52年4月1日 | 指導者養成講座(2年制大学院)開設 |
昭和62年4月1日 | 指導者養成講座(2年制大学院)を地域活動指導者養成講座 (2年制)に改組 |
平成11年11月19日 | いなみ野宣言 |
平成18年4月1日 | 大学院(2年制)開設 |
平成23年4月1日 | 大学院に地域活動コースを開設 |
平成24年3月31日 | 地域活動指導者養成講座(2年制)廃止 |
平成27年1月25日 | 地域活動支援センター開設 |
令和元年6月13日 | いなみ野学園創立50周年(記念大会7月5日) |
いなみ野宣言
ここいなみ野学園に集う私たちは、本年を「国際高齢者年」とする国連決議及び高齢者のための国連原則「自立、参加、ケア、自己実現、尊厳」を認識し、「すべての世代のための社会をめざして」意識改革と社会参加及び世代間の交流を図り、共生の精神を高揚させ、希望あふれる21世紀に向けて、次の宣言を行います。
- 1 高齢期に対する自己及び社会一般の意識改革に努めます。
- 高齢期に見られる消極的で固定的な意識を改革するため、積極的に多世代との交流を深め、信頼と尊厳を得るよう、夢や生きがいを持って行動します。
- 2 心身ともに健康で、自立した生活づくりに努めます。
- スポーツや食生活の改善を積極的に行い、自他ともに身体的、精神的に自立する健康な生活づくりに努めます。
- 3 新たな自己発見、自己実現をめざし、社会に貢献するよう努めます。
- 生涯を通じて学ぶ喜びを持ち続け、自己の可能性を発見し、自己実現に努めながら、地域の文化、伝統を大切にし、永年にわたって身につけた知恵と経験を生かして新しい社会の創造に努めます。
- 4 地域の人と自然との共生に努めます。
- 地域の人々との絆を深め、すべての世代が共生する優しい社会づくりと、美しい自然に恵まれた環境づくりに努めます。
- 5 英知を集め、21世紀へ夢と希望をもって行動します。
- 平和、平等、人権、地球環境など広く国内外の課題に目を向け、生き生きとした21世紀ビジョンを抱き、夢と希望の灯を高く掲げて行動します。
1999年11月19日
兵庫県いなみ野学園
兵庫県高齢者放送大学